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男性から女性に性転換したドー・タイン・キエンさん(31歳)は現在、窃盗容疑で取り調べを受けている。その彼女が取材に応じて、これまでの人生を涙ながらに振り返った。7日付ジングが報じた。
キエンさんは紅河デルタ地方ビンフック省の農村で、7人兄弟の4番目の子として生まれた。子供の頃からスカートをはくことが好きで両親によく叱られた。小学校では男女どちらのトイレにも入れず、6年生で退学。15歳でハノイ市に出てダンサーとして働いた。
21歳の時、恋人の外国人男性に誘われて中部ダナン市に移る。この男性は、キエンさんにタイで性転換手術を受けるようにと6億ドン(約286万円)を用立ててくれた。女性になったキエンさんは、モデルになる夢を持ってハノイ市に戻る。しかし仕事は見つからず、男性相手の売春を始めた。
今年4月、彼女はハノイ市内で売春した男性T氏(54歳)から金のネックレスを盗んで逃走。その後、出席した知り合いのパーティーで、ばったり当のT氏と鉢合わせしてしまい、御用となった。ネックレスが5億ドン(約238万円)以上の価値があると鑑定された場合、裁判で禁固12年以上の判決が出される可能性が高い。彼女は「刑務所に入ったら美容注射が打てず、醜くなってしまうのが怖い」と話している。