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売春婦の稼ぎは時に多く時に少ない。ぜいたくに慣れた彼女達は大金を必要とする時、簡単に借りることができる闇金融に手を出す。しかし一度借りたら最後、高利に苦しめられ、売春稼業から足を抜くチャンスはほとんど残っていない。15日付ティンモイが報じた。
ハノイ市のグエンチータイン通り・ラン通り・ランハ通りの一帯は、売春婦の多い場所として知られている。毎日午後8時半頃になると、高級バイクに乗った男女が巡回する。闇金融を経営する夫婦で、この地域の売春婦の70%、それにバイクタクシー運転手の多くが夫婦のお得意様だという。
闇金融の融資には、借りた後1~3日以内に返す緊急融資と、無尽講方式の融資の2種類ある。緊急融資の場合は、1000万ドン(約3万7900円)借りる時に最初から100万ドン(約3790円)引かれるか返す時に100万ドンの利息を支払う。無尽講方式で1000万ドンを50~60日借りる場合は、毎日20万~30万ドン(約758~1140円)の利息を支払わなければならない。
彼らから金を借りている売春婦の7割は、最初に借りた金を返し終わらないうちに返済期限を迎えて借り換えすることになり、借金は雪だるま式に膨らんでいく。休んでいたことが分かると、彼らは自宅に人を送り込んで暴力を振るって働くよう強制する。こうした無間地獄の罠にはまると抜け出すのは困難だ。