ハノイ産婦人科病院で帝王切開手術を受けた女性の子宮内に、ガーゼが置き忘れられていたことが分かった。15日付VNエクスプレスが報じた。
ハインさんは同病院で手術を受けた後、発熱と悪露(おろ、分娩後に排出される血液の混じった分泌物)が止まらなかったため、同病院で何度も診察を受け、子宮内掻爬(そうは)手術を受けた。しかしこの手術の後もハインさんは症状が改善しなかったため、別の病院で診察を受けたところ、ガーゼの置き忘れが見つかり摘出手術を受けた。
ハノイ産婦人科病院のレ・タイン・トゥイ副院長は、ガーゼの置き忘れに医師の過失があったことを認め、患者の体調不良の原因を発見できなかったことについては医師に過信があったと述べた。ベトナムではガーゼを患者の体内に置き忘れる事件がたびたび発生している。