東北部バクザン省ルックナム郡フオンソン村で8月24日に発生した宝飾品店一家殺害事件の容疑者が31日、中国国境付近のランソン省で逮捕された。容疑者は同郡在住の17歳の少年だった。31日付VNエクスプレスが報じた。
弁護士らによると、今回の事件は3人の死者を出した殺人罪及び強盗罪に当てはまり、最高刑では死刑が適用されるケースであるという。しかし、ベトナムの法律(刑法78条)では、18歳未満の犯罪者に対して死刑を適用しないと規定されている。今回の容疑者は18歳未満の少年であるため、最も重い判決が出たとしても禁固18年となる。
この事件は1歳半の幼児までも手にかける残忍な手口から、国民の間では極刑や刑法の改正を望む声も上がっている。