中部高原地方ラムドン省ダラット市の住民が市内の小売店から購入したアヒルの卵に白身がない卵が見つかっていたことが明らかになった。9日付タイン二エン紙(電子版)が報じた。
同市に住むロ・ティ・タインさんが、2011年旧正月(テト)に市内の小売店でアヒルの卵を10個購入し、一部を茹でたところ、卵には白身がなく黄身のみだった。偽造卵の可能性を懸念したタインさんは、小売店に残りの卵を返却した。タインさんによると、購入した卵の殻は通常より軟らかく、黄身の色は人工着色料を使用したようなピンク色で苦味があったという。
この小売店は卸売り業者からアヒルの卵100個を購入していたが、この一件で在庫を卸売業者に返却した。環境科学技術委員会のグエン・ダン・バン博士は、異常な卵を購入した場合、消費者は分析試験のため農林水産品質管理局に生卵を、食品安全衛生局に茹で卵を提出するよう指導している。