ハノイ市トゥーリエム郡人民裁判所はこのほど、歩道を歩いていたグエン・ティ・タイン・ハーさん(36歳)にバイクで追突し死亡させたとして、ハーさんの夫グエン・ザー・ロン(35歳)被告の裁判を行った。14日ウェブダナンが報じた。
トゥーリエム郡人民検察院の起訴状によると、ロン被告がバイクを運転しながら携帯電話で通話をしたことによる前方不注意で、歩道を歩いていた妻に気付かず追突し死亡させたとして、安全運転義務違反で禁固24~30か月を求刑した。
しかし、ハーさんの遺族の弁護士は、ハーさんとロン被告はもともと夫婦仲が悪かったとした上で、2人は事件直前にも夫婦喧嘩をしており、ロン被告は家出したハーさんをバイクで追いかけて故意に追突したと、安全運転義務違反で起訴することを不服とした。
目撃者2人も、ロン被告は車道から1メートルほど外側の歩道を歩いていたハーさんに、非常に速いスピードで追突したと証言している。同裁判所は検察に対し、事故の更なる捜査を命じた。