メコンデルタ地方ハウザン省フンヒエップ郡の第1ロンタイン小学校で4日、5年生の男子生徒4人が農薬を飲んで自殺を図る事件が起きた。4人は病院に運ばれいずれも命を取り留めた。9日付ベトナムネットが報じた。
同校のグエン・バー・トゥオック校長によると、4人は同じクラスの生徒で成績がよく、家族の状況にも特に問題はないという。同校近くにあるロンタイン市場に店を出している複数の店主らは、4人は同じクラスの女子生徒に思いを寄せていたが相手にされないことを苦にして、集団自殺を図ったのでないかと話した。
農業資材販売店を経営するファン・バン・テーさんは「自殺事件のあった日の朝、第1ロンタイン小学校5年生の名札を付けた男子生徒が、アリを殺すためだと言って4000ドン(約16円)分の農薬を買いに来た。親の言い付けで買い物に来たと思って販売した」と語った。しかし地元警察は8日午後時点で、この事件に関して何も発表しておらず、自殺未遂の原因が失恋だったかどうかは噂の域を出ていない。