南中部カインホア省ニャチャン市人民裁判所は15日、床屋の女主人ファン・カム・リン(21歳)に窃盗罪で禁固6カ月の判決を出した。
9月16日夜、ニャチャン市を観光で訪れていたハノイ市在住の男性2人はバイクタクシー運転手の誘いに乗って、カム・リンとチュオン・トゥー・ホアイ・リン(28歳・女)が共同経営している床屋を訪れた。カム・リンが、マッサージ料金は1人当たり5万ドン(約240円)だが15万ドン(約730円)で性的マッサージを行うと持ちかけると、男性2人はこれに同意し服を脱いで足元のハンガーにかけていた。
カム・リンとホアイ・リンは示し合わせて男性2人の服のポケットから約400万ドン(約1万9000円)の現金を抜き取ると、カム・リンが「警察が検査に来た」と叫んで男性2人を裏口からバイクタクシーに乗せてホテルに帰すことに成功した。
カム・リンとホアイ・リンはバイクタクシーの運転手らと盗んだ金を山分けしたが、ホテルに戻った後で現金が盗まれていることに気付いた男性2人が警察に被害届を提出したため犯行が露見した。なお、ホアイ・リンは事件後姿をくらましており、警察が行方を追っている。