14日午前7時ごろ、ホーチミン市3区トゥースオン通り44番地の住宅前の歩道に置かれたドラム缶内に黒こげの焼死体が入っているのを通行人が発見した。焼死体は損傷がひどく、男性であること以外はまだ何も分かっていない。トゥースオン通りの歩道の舗装工事を行っていた作業員によると、このドラム缶は水を貯めておくために使っていたものだという。警察は現場検証と検視作業を進めている。
<続報>ホーチミン市3区警察は18日、トゥースオン通りの歩道に置かれたドラム缶内で14日に発見された焼死体の男性の身元が判明したと明らかにした。男性は同市4区在住のグエン・タイン・ロンさん(37歳)で、職業はバイクタクシーの運転手。ロンさんの家族によると、ロンさんは自分が難病にかかったことを知ってから絶望し、自宅にも帰っていなかったという。警察はロンさんが自らドラム缶に入り、ガソリンをかぶって焼身自殺を遂げたとみている。