オンラインニュースサイト「ベトナムネット」の北中部ゲアン省駐在記者グエン・ホアン・サンさんは6日、同省警察の機動警察室内で暴行を受けたと同省警察幹部に対応を求める文書を送付した。
サンさんによると、5日午後11時ごろ友人の代わりに交通違反の罰金を払いに機動警察室を訪れた際、サンさんが「こちらが間違っていれば罰を受けるが、警察だって間違えることがあるだろう」と口にしたところ、居合わせた多くの私服の警察官から暴行を受けたという。
これに対し機動警察室のグエン・ディン・ホン副室長は、酒に酔っていたサンさんが警察の建物から立ち去る際に書類を破ったり暴言を吐いたりしたため警察官らがこれをいさめただけで、暴行の事実はなかったと主張している。しかしホン副室長は、もう一度調査を行ったうえで警察側に非があった場合はサンさんに謝罪し、関係者を厳正に処罰すると約束した。
一方サンさんは、事件当時は酒に酔っていなかったと主張している。