ハノイ市警察は11月25日、同市内の宝石貴金属販売店で起きた窃盗事件2件の容疑者としてホーチミン市ビンタン区在住の夫婦トン・ミン・チー(夫)とグエン・キム・クック(妻)を逮捕した。
この2人は今年5月、メコンデルタ地方ビンロン省在住のグエン・ティ・フンという女とともにハノイ市レゴックハン通り44番地の宝石貴金属店を訪れた。クックとフンは買い物をするふりをして店員を油断させると、隙を見て7万ドル(約670万円)相当のダイヤを盗むのに成功した。
その後3人はホーチミン市に戻ったが、警察に追われている様子がないのをいいことに再びハノイに向かい、6月30日に市内チャンニャントン通りの宝石貴金属店を訪れた。3人が4万ドル(約380万円)相当のダイヤを見ていると突然停電となり、3人はこの混乱に乗じてダイヤを盗んで姿を消した。
警察によると、主犯格はフンで盗んだ2個のダイヤとともに逃亡を続けているという。