7日午後4時ごろ、中部ダナン市リエンチエウ区ホアヒエップバック地区で、妻の母(義母)や自分の息子を人質にして男が立てこもる事件がおきた。4時間後の午後8時ごろになって付近の住民が男を説得して家の扉を開けさせることに成功、警察の特殊部隊が突入して男の身柄を確保し人質を救出した。
調べによると、この男はチャン・チュック・ザン(26歳)で、同日午後1時ごろ酒に酔った状態で妻のグエン・ティ・テムさん(21歳)の母親チン・ティ・タイさん(62歳)宅に押し掛け、現金や結婚指輪を渡すよう要求したという。テムさんは出産直後で、生後40日の息子とともに実家に滞在していた。要求を拒まれたザンは刃物でテムさんに傷を負わせた。テムさんは外に飛び出して助けを求め、近所の住民によって病院に搬送された。
住民らがこの事件を警察に通報すると、ザンは息子とタイさんを人質に立てこもった。その後警察が説得を試みたが、ザンはこの間にもタイさんや息子に刃物で傷を負わせた。午後8時ごろ、タイさんが出血のショックから気を失ったため、ザンは家の扉を開けることに同意し、警察に取り押さえられた。