4日午前11時半ごろ、中部高原地方ラムドン省ダラット市の私立ティエンイー保育園で園児のグエン・アイン・ダットちゃん(2歳)が給食運搬用のエレベーターに挟まれる事故が起きた。
関係者によると、昼食後、保母のゴ・ティ・ズンさんは泣き止まないダットちゃんを抱いて2階から1階に降り、顔をふくタオルを探す間、ダットちゃんを炊事場にある給食運搬用のエレベーターの前にあった椅子に座らせたという。ズンさんがふと気付くと、扉の開いていたエレベーターの中へダットちゃんがはって入り込んでおり、次の瞬間にはエレベーターがダットちゃんをはさんだまま上り始めていた。ズンさんや他の保母らが扉を開けようとしたがうまくいかず、結局30分後に通報を受けた救助隊がダットちゃんを救出した。ダットちゃんは病院に救急搬送されたが、腹部や脚の傷がひどく事故から約2時間後に死亡した。
現在、ダラット市警察が保育園側の責任について詳しい捜査を行なっている。同保育園は2007年10月に設立された。地元では充実した施設の保育園として知られており、約70人の園児が通っている。