中部高原地方ザライ省で15日、乳飲み子が生き埋めにされる寸前で孤児養育施設に救出されるという事件が起きた。
この施設の責任者によると、10日ほど前の深夜に電話があり、ザライ省の少数民族ジャライ族の母親が生後4カ月の子供を残して死んだため、父親がこの子供を生き埋めにしようとしているとの情報提供があったという。ジャライ族の慣習では、父親が子供を育てることを認めず子供は母親と共に埋葬しなければならないとされている。
しかし、幸いにも同じ村の別の家族がこの子供の命を助ける目的で養子にすると名乗り出て施設に通報したため、最悪の事態は免れることができた。保護されたピー・ヨー・ロンちゃんの健康状態は大変良好で元気にミルクを飲んでいるという。