今月、ティンロック村(ハティン省)の小学校で、WHO(世界保健機関)から無料配布された虫下し薬を生徒全員に飲ませ、その後生徒から代金を徴収するよう、校長が各クラス担任教師に指示していたことが分かった。
「無料」と聞いて各担任教師は生徒全員に薬を飲ませたが、その後突然校長が各クラスの担任に、生徒から1人につき1000ドン(約7円)を徴収するよう指示。矛盾を感じ、指示に従わなかった18クラス中7クラスの担任教師について、同校長は4月分の給料からその代金を減額するとした。
校長によると、これは地元医療センターの提案を受けて同村の人民委員会が学校側に指示したもの。1000ドンは決して大きな金額ではないとはいえ、ティンロックは貧しい地域でもあり、教育現場に波紋が広がっている。