ベトナム人少女へのわいせつ行為でお縄となったイギリス人ロック歌手、ゲイリー・グリッターは、現在ブンタウ市郊外にあるフックコー刑務所で、唯一の欧米人囚人として服役中だ。西洋諸国のマスコミに配慮してか、水や食事は一般のベトナム人服役囚とは別のものが用意され、その経費は月に600米ドル(約7万円)以上に上るという。
同服役囚の服役態度によっては、3分の1の減刑もしくは恩赦もあり得るため、早ければ2006年の末には出所できる可能性がある。同服役囚は出所後、「マスコミに邪魔されない」第二の人生を、スイスで送ることを希望しているが、実際、獄中に居ながらにして同服役囚にはイギリス、ロンドンのレコード会社から毎週3400ドル(約39万5000円)もの報酬が支払われ続けており、経済的には問題がない。オーストラリア、ヘラルド・サン紙が報じた。