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ステンレス鋼材の加工・販売を手掛ける日系2社の合弁会社、V-ステンレススチール(V-STAINLESS STEEL CO.,LTD.)は14日、東南部ドンナイ省第3ニョンチャック工業団地に建設したステンレス鋼材の加工工場及び倉庫の開所式を開催した。
開所式には関係者ら約200名が出席した。開所式で同社の藤原良祐社長は、「工場の本格稼動により、ステンレス鋼材の加工と販売を通じてベトナム経済の発展に寄与すると共に、ベトナム現地で認めてもらえる会社に成長していきたい」と述べた。
V-ステンレススチールは、ステンレス鋼管の加工・販売を手掛ける日鋼ステンレス株式会社(大阪市西淀川区)と、ステンレス鋼材の加工・販売を行う豫洲(よしゅう)短板産業株式会社(大阪市西淀川区)との合弁会社で、2013年11月に設立された。資本金は100万USD(約1億2100万円)。
V-ステンレススチールでは、ステンレス及び特殊鋼の切断加工・販売事業を展開。現地日系企業や地場企業に対して、工業機械や医療機器、建設機械などの部品に使用される各種ステンレス鋼材を販売する。5年後には約5億5000万円を売り上げ、黒字化を目指す。
工場及び倉庫は、2014年4月に着工し、2015年1月に完成。第3ニョンチャック工業団地内の敷地面積約1万m2の用地に建設され、3階建ての事務棟を併設している。投資総額は約3億円に上る。