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メコンデルタ地方ロンアン省のタンキム工業団地内にあるKIZUNAレンタルサービス工場で8日、研磨材総合メーカーの柳瀬株式会社(兵庫県丹波市)のベトナム現地法人、有限会社ヤナセベトナム(Yanase Vietnam Co.,Ltd.)のオープニングセレモニーが開催された。ヤナセベトナムは、同レンタルサービス工場に入居する8社目の日系企業となる。
柳瀬株式会社は、兵庫県丹波市の本社工場を始めとして、東京、大阪など日本国内に6営業所を持つ。1972年創業、1979年から研磨材の製造を開始し、35年間にわたり各種研磨材の製造・販売を行っている。
ヤナセベトナムは、柳瀬株式会社の100%出資で設立された初の海外製造拠点。主にディスクグラインダーに取り付ける研削・研磨消耗品を製造し、日本のほか、ベトナム、タイなど東南アジア各国で販売する。これまでにも柳瀬株式会社ブランドで東南アジアにおける販売を行っているが、ヤナセベトナムブランドを立ち上げることにより、日本の高度な技術と豊富な経験、高品質な製品で、現地製品に対抗する考えだ。
オープニングセレモニーでは、柳瀬株式会社の柳瀬孝之代表取締役社長がスピーチを行い、ベトナム進出のきっかけから同レンタルサービス工場へ入居するまでの経緯や、ベトナムの安定した治安・将来性のある市場・日系企業に対する好感情・ベトナム人の勤勉さなど、ベトナムを進出国として選んだ理由について語った。
セレモニー終了後には、ヤナセベトナムのA3工場にて徳岡久工場長から工場の各機械、及びベトナムでの事業内容について説明が行われた。
ヤナセベトナムは、6月に投資証明書を受領してから約3か月後の9月下旬に操業を開始。同レンタルサービス工場の入居企業の中でも最短の事業展開となった。
KIZUNAレンタルサービス工場は、100%ベトナム資本で2012年8月に設立された。主に日系中小企業向けに設計されたレンタルサービス工場で、ホーチミン市内や港まで1時間圏内という好立地にある。中小企業の需要に合わせて250~1500m2の小規模な工場スペースを31軒取り揃えており、現在までに日系12社を含む20社の入居が決定している。年内にも全ての工場スペースが賃貸できるよう、引き続き営業・マーケティング活動に力を入れていく方針だ。