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日本郵便株式会社(東京都千代田区)は、2013年4月1日から試行している国際スピード郵便(EMS)による小口保冷配送サービス「クールEMS」について、9月22日からベトナム宛ての配送を開始する。既に対象地域となっている◇香港、◇台湾、◇シンガポール、◇マレーシアの4か国に加え、5か国目の取り扱いとなる。
クールEMSは、日本航空株式会社(JAL、東京都品川区)が開発した保冷容器・保冷材を活用して日本郵便が提供しているサービス。引受けから配達までは72時間から80時間程度、冷蔵(0~10度)及び冷凍(-15度以下)の一定温度で、EMSにより小口保冷配送する。事前に申し込みをすれば個人・法人を問わず利用できる。
国際間のドア・ツー・ドアでの小口保冷配送と、安価でスピーディーなEMSが一体化した同サービスは、個人の贈り物・土産物や、海外通販事業者の保冷商品の配送手段としても有用だ。このほか、これまで旅客手荷物や携行品(ハンドキャリー品)扱いで高額な費用をかけて食料品・サンプルなどの日本製品を海外へ運んでいた事業者の配送手段としても好評を得ている。
同社は今後、差出郵便局及び名宛地域の拡大、料金の見直しも含めた保冷配送サービスの拡充を図ると共に、日本の食品の海外販路開拓を支援していく方針だ。
詳細は同社のクールEMSページ<http://www.post.japanpost.jp/int/ems/cool/index.html>を参照。なお、ベトナム宛てクールEMSの料金は以下の通り。