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- キューバ国会議長がベトナム公式訪問
- 対キューバ制裁解除の決議採択に祝意
- ラム越書記長も9月にキューバ訪問
チャン・タイン・マン国会議長は、ハノイ市の国会議事堂で2日、ベトナムを公式訪問したキューバのエステバン・ラソ・エルナンデス人民権力全国会議(国会)議長と会談した。エルナンデス議長は2日~3日の日程でベトナムに滞在した。
マン議長は、故ホー・チ・ミン初代国家主席と故フィデル・カストロ初代共産党中央委員会第一書記という革命家2人が国の礎を築いた両国の特別な関係性を非常に重視しているとし、さらなる関係強化を望んだ。また、数十年続いた米国による対キューバ制裁の解除を求める決議が10月末に国連総会で採択されたことに祝意を表した。
一方のエルナンデス議長は、食糧危機に陥ったキューバにコメ1万tを贈呈したベトナムに謝辞を述べるとともに、ベトナムがエネルギーや観光の分野でキューバの主要な投資国となっていることに喜びを示した。また同氏は、ベトナムがキューバの再生可能エネルギー開発を支援することを望んだほか、キューバが策定している企業法草案について、ベトナムのノウハウ共有を求めた。
さらに両議長は、国会間の各レベルの訪問を継続し、国の重要問題に関する立法や監視、意思決定について経験を共有するほか、対面またはオンラインでの情報共有を強化し、立法機関として両国間の協力文書やハイレベル合意を積極的に推進していくことで一致した。
エルナンデス議長は同日、トー・ラム書記長およびルオン・クオン国家主席ともそれぞれ会見し、両国関係の促進に努めた。
ラム書記長はこれに先立つ9月、米ニューヨークの国連本部で開催された第79回国連総会ハイレベルウィークに出席するため訪米した後、その足でキューバを公式訪問し、同国の首脳らと会談した。