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- ベトナム、中国との関係発展は戦略的方針
- 中国、ベトナムとの関係を常に重要視
- 引き続き両国間の共同声明を具体化
中国の遼寧省大連市で25日に開幕した世界経済フォーラム(WEF)主催の夏季ダボス会議に出席するため中国を訪問しているファム・ミン・チン首相は26日、北京に移動し、中国の習近平(シー・ジンピン)総書記 兼 国家主席と会見した。
チン首相は、独立・自主・平和・協力・発展に向けたベトナムの外交政策において、中国との安定的・持続的・長期的な関係を発展させることは一貫した戦略的方針であることを改めて主張した。
習国家主席は、近隣外交政策全体における優先事項としてベトナムとの関係を常に重要視していることを確認した。
両首脳は、ハイレベルの共通認識、特に包括的・戦略的パートナーシップの深化、中越運命共同体の実現に関する両国間の共同声明を引き続き具体化することで一致した。
習国家主席はまた、両国が政治的な信頼関係を強化し、定期的なハイレベル訪問を継続するほか、外交・国防・公安などの重要な省庁間の協力や人的交流、特に若い世代の人的交流を強化し、意見の相違をより適切に管理して解決し、地域的・国際的フォーラムでもスムーズに連携することを提案した。
一方のチン首相は、両国が大規模かつ象徴的なプロジェクトの実施に向けて協力するほか、「一帯一路」と「2つの回廊と一帯」の枠組みの中で交通インフラの接続、特に鉄道・道路・国境検問所の接続を加速することを提案し、中国によるベトナムへの投資を歓迎した。
これに対し、習国家主席は、中国がベトナムからの高品質な商品の輸入を拡大することを約束し、貿易・投資・観光協力のさらなる強化、両国経済間の補完性の促進を望み、国境を越えた経済区の試行を検討すると述べた。さらに、中国は引き続き包括的な改革を深化させ、新たな質の高い生産力の発展を促進するとし、それが両国間の貿易や交通インフラ接続、デジタル経済接続の拡大を実現する機会をもたらすと断言した。