(C) アビスト |
- 25年3月設立予定、25年4月以降事業開始
- 19年3月よりリッケイソフトと業務提携
- 新会社、特定業務の切り出しオフショア
工業設計技術サービス事業や3D-CAD教育事業などを手掛ける株式会社アビスト(東京都三鷹市)は、同社100%出資の子会社「アビスト・ベトナム(ABIST Vietnam)」をハノイ市に設立する。設立は2025年3月の予定で、事業開始は2025年4月以降。
出資が完了すれば、資本金がアビストの資本金額の10%以上に相当し、特定子会社に該当することになる。
アビストは、設計を基軸にしたデジタルソリューションを提供すべく、2022年11月に発表した中期経営計画における戦略的取り組みの一つとして「オフショア開発を含めたグローバル展開」を掲げ、検討を進めてきた。
また、同社は2019年3月より、ベトナムのIT・ソフトウェア大手のリッケイソフト(Rikkeisoft、ハノイ市)との業務提携を開始し、オフショア開発の実績を蓄積してきた。
新会社の設立は、◇日本における若手の労働人口減少による人材確保の難易度が上がることへの対応、◇オフショアを活用することによる日本国内の設計コストの削減、◇一部業務を切り出すことによる日本におけるリソースの高付加価値領域へのシフトが主な目的となる。
今回設立する新会社では、日本国内の受託業務のうちの特定業務の切り出しオフショアを実施するほか、ベトナム国内における現地メーカーからの直接の受注獲得も目指す。