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ベトナム現地時間13日午前7時に南シナ海で発生した台風16号(アジア名:バビンカ、ベトナムでは台風4号)は、16日10時50分現在、トンキン湾を1時間に15kmの速さで西へ進んでおり、17日午前にベトナムの北部地方へ上陸する見通しだ。
日本の気象庁の予報によると、台風16号の中心がベトナムに達する17日10時の時点で、中心気圧985hPa、中心付近の最大風速23m/s、最大瞬間風速35m/s、予報円の半径90kmとなっている。台風16号はそのまま西へ移動し、ラオスへ抜けてベトナム現地時間18日7時ごろまでに熱帯低気圧に変わる予報。
台風の接近・通過に伴い、台風の経路にあたる地域では18日にかけて激しい雨が降り、洪水・土砂崩れなどの被害が予想される。特に東北部地方クアンニン省から北中部地方ゲアン省にかけての沿岸地域では注意が必要だ。
在ベトナム日本国大使館は、情報収集を心がけるとともに、台風の接近が予想される地域に滞在している場合は外出を控え、同地域への渡航・滞在を予定している場合は必要に応じて日程・経路・訪問先の変更を検討するなど注意を呼び掛けている。