(C) vnexpress, ゲアン省キーソン郡 |
1月22日からの大寒波により、北部及び北中部の各地で観測史上最低気温を続々と記録している。標高800m以上の多くの山岳地域で降霜と降雪が観測され、特にこれまで雪が降ったことのなかった地域でも初めて降雪が観測されるなど、記録的大寒波となっている。
今回、過去最低気温の記録を更新した地域は以下の通り。
+西北部ラオカイ省サパ郡:マイナス4度(24日)、1983年のマイナス2度の記録を更新。
+東北部ランソン省マウソン山:マイナス5度(24日)、2011年のマイナス3度の記録を更新。
+紅河デルタ地方ビンフック省タムダオ郡:マイナス1度(24日)、1964年の0度の記録を更新。
+紅河デルタ地方ニンビン省:5度(24日)、1974年の7度の記録を更新。
+北中部地方ハティン省:5度(25日)、1982年の7度の記録を更新。
+北中部地方クアンビン省トゥエンホア郡:5度(25日)、1963年の6度の記録を更新。
今回の冷え込みで、ハノイ市中心部から約60km離れた同市バービー郡のバービー山岳地域では、24日午前から午後まで雪が降り続き、辺り一面が雪化粧した。同地域では2007年にも降雪が観測されたが、これほどの積雪は今回が初めてだ。
また、北中部地方ゲアン省キーソン郡では24日から26日にかけて気温がマイナス5.0度まで低がり、20cmの積雪が観測されたところもある。気象庁の責任者によると、今回の降雪により、同郡は赤道から最も近い北半球の降雪観測地域の1つになったと見られている。