(C) vnexpress, サパ町 |
北から流れ込む冷たい空気の影響により、ハノイ市、西北部地方ラオカイ省、ソンラ省、ディエンビエン省、東北部地方ランソン省、クアンニン省、紅河デルタ地方ビンフック省、北中部地方ゲアン省、タインホア省など北部から北中部にかけての広い地域で24日、気温が低下し厳しい冷え込みとなった。一部地域では気温が氷点下まで下がり、降雪が観測された。
ハノイ市中心部から約60km離れた同市バービー郡のバービー山岳地域では、同日午前6時ごろから雪が降り始めた。雪は午後まで降り続き、辺り一面が雪化粧した。同地域では2007年にも降雪が観測されたが、これほどの積雪は今回が初めてだという。
気象庁によると、ハノイ市ハドン区の24日の気温は5.4度まで下がり、1977年以降39年ぶりに過去最低気温を更新した。今回の冷え込みは2月上旬まで続く見込みとなっている。
なお、なかなかお目にかかれない雪を一目見ようと、多くの観光客がラオカイ省サパ郡サパ町やランソン省マウソン地域などに押し寄せ、多くの地域で深刻な交通渋滞が発生したほか、宿泊施設の稼働率が100%近くに上った。