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ホーチミン市公共旅客運輸運行管理センターはこのほど、採算性と効率性に問題があるとして市バス3路線の運行廃止を決定した。
運行廃止する路線は、◇111番(8区バスターミナル~アンスオンバスターミナル)、◇26番(ミエンドンバスターミナル~アンスオンバスターミナル)、◇50番(ホーチミン工科大学~ホーチミン市国家大学)の3路線。運行廃止の時期は、111番が3月1日、残りの2路線は今年第2四半期中となる予定。これに先立ち、2月1日には143番(チョロンバスターミナル~ビンフンホア)も同様の理由で運行廃止となっている。
専門家によると、路線バスに対する補助金は近年増加傾向にあり、市の財政を圧迫しているという。2010年における路線バス向けの補助金は8000億ドン(約38億8000万円)だったのに対し、2013年の補助金は1兆3910億ドン(約67億5000万円)まで増加している。一方、路線バスは現在、市民の移動需要の10.7%にしか応えられていない。
なお、2013年の路線バス利用者数は前年比+4.2%増の6億2490万人。2014年の路線バス利用者数は更に増えて6億5000万人に達する見通し。