携帯電話通信サービス大手でベトナム郵政通信総公社(VNPT)傘下のモビフォン・ビナフォン及びベトテル軍隊通信グループ(ベトテル)は、利用料金の値下げ競争が熾烈化しており、利用料金が既に原価に迫っていることから、2011年に引き続き携帯電話の利用料金を引き下げることが難しくなっていると明かした。7日付VNエクスプレスが報じた。
大手3社のうち、ベトテルは2011年も一定の市場セグメントでの利用料金の値下げを継続する方針を明らかにしている。一方で、モビフォン及びビナフォンは、携帯電話通信契約1件当たりの売上高(ARPU)が減少していることから、引き続き携帯電話の利用料金の値下げは極めて難しいとしている。現時点での3社の基本料金を比較すると、VNPT傘下の携帯企業2社の料金はベトテルより約10%安くなっている。