ハノイ市の中央小児病院は19日、この2カ月間にリノウイルス感染による急性肺炎の患者19人を受け入れたと明らかにした。同病院のグエン・タイン・リエム院長によると、患者はいずれも生後12カ月以下の乳児で、重い呼吸困難などの症状を伴っており入院患者の40%が死亡しているという。患者はハノイ市、北部ハタイ省などで発生している。
リノウイルス感染による急性肺炎が発見されたのはベトナムで初めて。これまで同ウイルスは毒性があまり強くなく、呼吸器官の炎症は引き起こすが感染後すぐに死亡することはないとされていた。