保健省食品安全衛生局は2日、国内で市販されている食品を検査した結果、発ガン性色素スーダンレッド入りの食品は発見されなかったと発表した。
同局によると、ハノイ市の5つの市場で家禽の卵30サンプルを採取して検査した結果、スーダン色素は検出されなかったという。ホーチミン市においても、公共保健衛生研究所がチリソース、カレー粉、唐辛子粉などあわせて98サンプルを検査した結果、同色素は検出されなかった。
また、関連機関が国境や、スーパーマーケット、卸売市場などで採取した家禽の卵と加工品310サンプルからも、同色素は検出されなかった。保健省はこれらの結果をふまえ、ベトナム国内ではスーダンレッド入り食品が流通していないと結論づけている。