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- 士官の定年年齢を1～5歳引き上げ
- 領空侵犯航空機の阻止・随伴飛行を規定
- 未成年者のゲーム時間、1日60分以下に
12月に施行される新規定3本をまとめて紹介する。
1. 士官法の一部を改正・補足する法律、定年年齢を引き上げ
ベトナム人民軍士官法の一部を改正・補足する法律(12月1日施行)によると、◇大将、◇上将・海軍提督、◇中将・海軍副提督、◇少将・海軍少将の人数の上限を415人とする。このうち大将は、◇国防相、◇参謀総長、◇政治総局主任の3人に限定される。
士官の定年年齢は、現行法に比べて階級によって1～5歳引き上げられ、少尉・中尉・上尉・大尉の定年年齢は50歳、少佐は52歳、中佐は54歳、上佐は56歳、大佐は58歳、少将・中将・上将・大将は60歳と規定。ただし、本人の能力や経験、健康状態、また軍の需要を踏まえ、必要に応じて定年年齢を5年延長することが可能となる。
2. ベトナム領空侵犯航空機の阻止・随伴飛行
ベトナム領空を侵犯する航空機の阻止および空港への強制着陸を誘導するための随伴飛行について規定する政令第139号/2024/ND-CP(12月9日施行)では、ベトナム領空を侵犯した航空機は阻止され、飛行許可に違反した航空機は随伴飛行されると規定される。
◇ベトナム領空を飛行中に違法介入を受けた場合、◇ベトナム領空侵犯により、ベトナム人民軍の航空機によって阻止・随伴飛行されたにもかかわらず、命令に従わなかった場合のいずれかに該当する航空機に対し、ベトナムの空港への強制着陸措置が適用される。
3. 未成年者のゲームプレイ時間、1日60分以下に制限
インターネットサービスおよびオンライン情報の管理・提供・使用に関する政令第147号/2024/ND-CP(12月25日施行)によると、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のユーザーは、ベトナムの携帯電話番号でアカウント認証を行わなければならない。ベトナムの携帯電話番号を持っていない場合、個人の識別番号として割り当てられた12桁の「個人識別番号」でアカウント認証を行う必要がある。
SNSユーザーがライブコマースを行う場合は、個人識別番号によるアカウント認証を行う必要がある。SNSユーザーが規定に従って認証を完了しない場合、SNSでの活動が制限され、投稿やコメント、ライブ配信、情報共有を行うことができなくなる。
また同政令では、ゲーム関連サービスを提供する条件が厳格化される。同政令によると、ゲーム会社は、オンラインゲームあるいはオフラインゲームを問わず、プレイヤーの1日(00:00～24:00)のプレイ時間を管理するための技術システムを確保する必要がある。
自社提供のゲームについて、18歳未満のプレイヤーの1日のプレイ時間を、同一ゲームで60分以下、他のゲームと合わせた合計プレイ時間を180分以下に制限しなければならない。
免責事項
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