ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

戦争映画「Dao, Pho va Piano」、アカデミー賞「国際長編映画賞」ベトナム代表に

2024/10/15 05:01 JST配信
  • 日本代表は黒沢清監督「Cloud クラウド」
  • ベトナム代表、プロバガンダ戦争映画
  • 1946~1947年のハノイ市での戦いが舞台

2024年2月公開のベトナム映画「Peach Blossom, Pho and Piano(原題:Dao, Pho va Piano)」が、第97回アカデミー賞「国際長編映画賞」ノミネート候補作品のベトナム代表に選ばれた。

 同部門の日本代表は黒沢清監督作の「Cloud クラウド」。

 フィー・ティエンソン(Phi Tien Son)監督の「Peach Blossom, Pho and Piano」は、ベトナムのプロバガンダ戦争映画で、1946~1947年のハノイ市での戦いを舞台にしている。ベトナム政府の要請に応じて制作されたもので、配給は文化スポーツ観光省。

 2023年11月21日に第23回ベトナム映画祭で初めて上映され、2024年2月10日にハノイ市で、同月23日にベトナム全国で公開された。製作費は219億VND(約1億3000万円)。

 興行収入は、ベトナム全国の映画館の興行収入データを分析するボックスオフィス・ベトナム(Box Office Vietnam)によると167億VND(約1億円)、文化スポーツ観光省傘下映画局によると208億VND(約1億2500万円)となっている。

 アカデミー賞のノミネート最終候補となるショートリストの発表は12月17日、ノミネートの発表は2025年1月17日、授賞式は2025年3月2日に行われる(いずれも米国現地時間)。

 第95回では、「長編ドキュメンタリー映画賞」部門のショートリスト15作品の中に、ベトナム人女性映画監督のハー・レ・ジエム(Ha Le Diem)監督が手掛けたドキュメンタリー映画「Children of the Mist(原題:Nhung Dua Tre Trong Suong)」が入った。同部門のショートリストにベトナム映画が名を連ねるのはこれが初めてだったが、惜しくも本選へのノミネートを逃した。

 「国際長編映画賞」部門の直近6回のベトナム代表作品は以下の通り。

◇第96回:「輝かしき灰(原題:Tro Tan Ruc Ro、英題:Glorious Ashes)」(2022年12月公開)
◇第95回:「578 Magnum(原題:578: Phat Dan Cua Ke Dien)」(2022年5月公開)
◇第94回:「Dad, I’m Sorry(原題:Bo Gia)」(2021年3月公開)
◇第93回:「Mat Biec(原作邦題:つぶらな瞳)」(2019年12月公開)
◇第92回:「ハイ・フォン(原題:Hai Phuong、英題:Furie)」(2019年2月公開)
◇第91回:「サイゴン・クチュール(仕立て屋 サイゴンを生きる、原題:Co Ba Sai Gon、英題:The Tailor)」(2017年11月公開)

 過去に本選にノミネートされたベトナム映画は、トラン・アン・ユン(Tran Anh Hung=チャン・アイン・フン)監督作の「青いパパイヤの香り(原題:Mui Du Du Xanh、英題:The Scent of Green Papaya)」(1993年公開)の1本のみに留まっている。

 なお、第96回では、ユン監督の「ポトフ 美食家と料理人(原題:La Passion de Dodin Bouffant、英題:The Taste of Things)」がフランス代表としてエントリーしたが、惜しくも本選へのノミネートを逃した。

[Bao Tin Tuc 18:57 26/09/2024, A].  © Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
中国首相が11年ぶりベトナム訪問、経済協力や南シナ海問題を協議 (6:44)

 ファム・ミン・チン首相は国家主席府で13日、中国の李強(リー・チャン)国務院総理(首相)の歓迎式典を執り行った。式典後、両首相は政府官房に移動して首脳会談に臨んだ。李首相はこれに先立ち、トー・ラム書記...

ベトナム序列5位クオン書記局常務が中国訪問、習総書記と会見 (5:59)

 中国共産党中央委員会の招きにより、ルオン・クオン書記局常務が率いるベトナム共産党代表団が9日~12日の日程で中国を訪問した。クオン書記局常務は11日、習近平(シー・ジンピン)総書記 兼 国家主席と北京で会...

戦争映画「Dao, Pho va Piano」、アカデミー賞「国際長編映画賞.. (5:01)

 2024年2月公開のベトナム映画「Peach Blossom, Pho and Piano(原題:Dao, Pho va Piano)」が、第97回アカデミー賞「国際長編映画賞」ノミネート候補作品のベトナム代表に選ばれた。  同部門の日本代表は黒...

姉を交通事故で失った女性、救助隊結成し事故に遭った人々を救う (13日)

 グエン・ホアン・キム・ガンさん(女性)は、姉を交通事故で失った悲しみから、「911交通救助隊」を結成した。チームの絶え間ない献身は、交通事故に遭った多くの人々を救ってきた。  事故を減らすという使命...

ハイズオン省:人民委庁舎をドローン撮影、男性に罰金9万円 (4:44)

 北部紅河デルタ地方ハイズオン省当局は14日、ドローンを使用して無許可で省人民委員会庁舎を撮影したとして、同省在住の男性T・X・D氏(46歳)に行政処分を下した。  D氏は9月24日午後、撮影が禁止されている...

タイ東北部に「タイ・ベトナム文化通り門」、友好関係のシンボルに (4:10)

 タイ東北部ナコーンパノム県の主要道路ニッタヨ(Nittayo)通りで10日、「タイ・ベトナム文化通り門(Thailand-Vietnam Cultural Street Gate)」の完成式典が開催された。タイ国内に居住するベトナム人1000人余り...

ベトジェットエア、運賃0VNDキャンペーン中 (3:48)

 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、10月17日(木)まで、オーストラリア、インド、中国、香港、台湾と東南アジア各国の路線の航空券を対象に、運賃が0VN

ホーチミン:建築展示会「ベトビルド」、10月23日から開催 (2:57)

 ホーチミン市11区のフート競技場(1 Lu Gia, phuong 15, quan 11, TP. Ho Chi Minh)で、10月23日(水)から27日(日)まで、国際建築展示会「ベトビルド・ホーチミン2024(第4回)(VIETBUILD HCMC 2024 (PHASE 4))」が...

平均電気料金、10月11日から+4.8%引き上げ 今年初 (14日)

 商工省傘下のベトナム電力グループ(EVN)はこのほど、同省の承認のもと、平均電気料金の引き上げに関する決定を発表した。電気料金引き上げは今年に入って初めて。  これにより、10月11日以降の消費量1kWh当...

HSBC、24年のベトナムGDP成長率予想を+7.0%に上方修正 (14日)

 香港上海銀行(HSBC)は先般発表したレポートの中で、ベトナムの2024年における国内総生産(GDP)成長率予想を前回レポートの+6.5%から+7.0%に上方修正した。  この予想は、台風3号(アジア名:ヤギ、日本では...

チン首相が欧州理事会議長と会見、加盟国のEVIPA早期批准を要請 (14日)

 ラオスの首都ビエンチャンで9日に開幕した第44・45回ASEAN首脳会議に出席するため同国を訪問したファム・ミン・チン首相は10日午後、シャルル・ミシェル=Charles Michel欧州理事会議長と会見した。  双方...

ビングループ、ベトナム鉄道総公社とグリーン変革で提携 (14日)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)はこのほど、ベトナム鉄道総公社(Vietnam Railway=VNR)との間で、グリーン変革推進に関する提携覚書を締結した。

ローツェ、ベトナム子会社に設備投資 生産能力2倍に拡大 (14日)

 半導体・FPD関連装置などの製造・販売を手掛けるローツェ株式会社(広島県福山市)は、拡大する半導体市場の需要と技術革新の変化に対応すべく、連結子会社であるローツェ・ロボテック(RORZE ROBOTECH、北部紅河...

女子ACLグループC首位決戦は浦和に軍配、地元HCMCが2位通過 (14日)

 AFC女子チャンピオンズリーグ2024-25(女子ACL=AWCL)は10月12日にグループCの第3節がホーチミン市トンニャット・スタジアムで行われ、地元ホーチミン・シティ(HCMC)が浦和レッズレディース(日本)に0-2で敗れた。...

VNPTとエリクソン、5Gサービス提供で提携 (14日)

 ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)はこのほど、スウェーデンの通信機器メーカーであるエリクソン(Ericsson)との間で、ベトナムにおける第5世代移動通信システム(5G)...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2024 All Rights Reserved