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2022年5月公開のベトナム映画「578 Magnum(原題:578: Phat Dan Cua Ke Dien)」が、海外で順次公開されている。
公開されているのは、イタリア、ポーランド、スペイン、スイス、ブラジル、カナダ、ドイツなど。計画によると、6月30日までに計52か国・地域で公開され、年内に62か国・地域へと拡大する見通しだ。年内の興行収入は263万USD(約3億5500万円)を見込んでいる。
ルオン・ディン・ズン監督の「578 Magnum」は、2018年の「ミス・ユニバース」でベトナム代表として過去最高のトップ5入賞を果たしたヘン・ニーが出演し話題となったアクション映画。
制作費は600億VND(約3億4000万円)だったが、ベトナム国内での興行収入はわずか35億VND(約1980万円)に留まった。一方、現時点で海外での興行収入は200億VND(約1億1300万円)に伸びているという。
同作品は第95回アカデミー賞「国際長編映画賞」ノミネート候補作品のベトナム代表に選ばれたが、ノミネート最終候補となるショートリストには入らず、本選へのノミネートを逃している。
これに先立ち、同作品は2022年11月にエストニアで開催されたタリンブラックナイト映画祭で上映されたほか、2月16日には第73回ベルリン国際映画祭の枠組みの中で行われているフィルムマーケットで世界の配給会社に向けて紹介された。今後も米国やカナダ、ギリシャで開催される映画祭への出品が予定されている。