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映像ストリーミングサービス「ネットフリックス(Netflix)」の韓国ドラマ「シスターズ」がベトナムで配信停止となったことを受け、同ドラマの制作会社であるスタジオドラゴン(Studio Dragon)はこの問題について謝罪するとともに、今後のコンテンツ制作において文化的・社会的な要素に細心の注意を払うと約束した。
これに先立ち、情報通信省傘下のラジオ・テレビ・電子情報局は3日付けでネットフリックスに対し、「シスターズ」のベトナムでの配信停止を要請していた。その後、ネットフリックスは6日までに「シスターズ」のベトナムでの配信を停止した。
「シスターズ」は9月にネットフリックスで配信が開始され、日本をはじめ、世界的にも人気を集めている。米国の有名小説「若草物語」を韓国と現代に合わせてリメイクしたもので、キム・ゴウン、ナム・ジヒョン、パク・ジフが3姉妹を演じている。
ドラマの第3話と第8話で登場人物がベトナム戦争に言及するシーンがあるが、この内容がベトナムの歴史の歪曲と革命の成果の否定、国家の侮辱にあたり、報道法と映画法の規定に違反するという。ただし、ネットフリックスはベトナムにおける法的地位を持たないため、行政処分の対象にはならない。
作中での歴史を歪曲する内容について、ベトナムの視聴者からもSNSで失望の声があがり、多くの視聴者が配信停止を求めていた。