(C) vnexpress 写真の拡大. |
文化スポーツ観光省傘下の映画局はこのほど、ベトナムで公開予定だった韓国の犯罪アクション映画「犯罪都市2(The Roundup)」の上映中止を発表した。
上映中止の理由は、残忍で暴力的なシーンが多く、映画法に違反しているためだという。映画局は、映画のシーンの中にはベトナムの警察当局の人物に関して不適切な描写があるとも指摘している。
マ・ドンソク主演の「犯罪都市2」は、2017年公開の「犯罪都市」の続編。今回はベトナムのホーチミン市が主な舞台となり、韓国人犯罪者が観光客を相手に犯罪を繰り返す中、ベトナムの警察当局が非協力的な態度を見せるといった描写がある。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、撮影はベトナムで行われず、セットで撮影した後にグラフィック技術を使って編集したという。
なお、ベトナムの国会は6月、改正映画法を90.16%の賛成多数で可決した。改正映画法では、映像や音声、会話、殴打、拷問、残忍な殺人の詳細な描写によって暴力や犯罪行為を扇動する映画を禁止している。同法は2023年1月1日に施行される。