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ベトナムの国民的音楽家で2001年4月1日に亡くなった故チン・コン・ソン(Trinh Cong Son)の人生と音楽をテーマにした映画「Em Va Trinh(わたしとチン)」が、6月17日に公開される。
公開に先立ち、このほどショーケースが開催され、豪華キャストらが勢ぞろいした。同作品にはユーチューブ(YouTube)チャンネル「aNcari Room」で人気の日本人女性、中谷あかりさんも出演している。
ショーケースでは公式ポスターも発表され、数々の撮影裏話も披露された。
映画は、「ベトナムの怪しい彼女(Em La Ba Noi Cua Anh)」(2015年)や「昨日からの少女(Co Gai Den Tu Hom Qua)」(2017年)を手掛けたファン・ザー・ニャット・リン(Phan Gia Nhat Linh)氏が監督、「超人X.(Sieu Nhan X)」(2015年)や「ベトナムを懐う(Da Co Hoai Lang)」(2017年)、「輝ける日々に (『サニー』ベトナム版)(Thang Nam Ruc Ro)」(2018年)の監督であるグエン・クアン・ズン(Nguyen Quang Dung)氏がプロデューサーを務める。
制作期間5年、撮影期間65日、制作費500億VND(約2億7600万円)、メインキャスト40人、エキストラ3000人、衣装は1000着を超える。さらに1960年から1990年までの時代と、ソン氏が育った北中部地方トゥアティエン・フエ省からホーチミン市までの地域を描き出している。
ソン氏の妹で遺族代表のチン・ビン・チンさんはショーケースでスピーチし、映画の予告編を鑑賞した後の家族の思いを語りながら涙を流した。家族の誰もがソン氏を恋しがり、涙したという。