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2020年7月公開の韓国映画「半島(英題:Peninsula、越題:Ban Dao Peninsula)」が、ベトナムでも大ヒットを飛ばしている。
ベトナム国内での興行収入は830億VND(約3億8000万円)に達し、2019年公開の「パラサイト 半地下の家族(英題:Parasite、越題:Ky Sinh Trung)」の735億VND(約3億3900万円、通常版と白黒版の合計)を抜き、ベトナム国内における韓国映画の興行収入でトップに立った。
「半島」は韓国で2016年7月(日本では2017年9月)に公開された韓国映画「新感染 ファイナル・エクスプレス(英題:Train to Busan、越題:Chuyen Tau Sinh Tu)」の4年後を舞台としたゾンビ映画。ベトナムでは7月24日公開で、同月17日から先行上映が行われた。
ベトナムでは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で3月から5月にかけて全国的に映画館が臨時休業を余儀なくされたが、「半島」の公開時は通常営業に戻っており、さらに新型コロナ第2波襲来前だったこともあり、好調な滑り出しとなった。
「半島」と「パラサイト 半地下の家族」のほかにベトナムで興行収入が高かった韓国映画は以下の通り。
◇「ロマン(英題:Romang、越題:Dieu Ba Me Khong Ke)」:340億VND(約1億5700万円)
◇「新感染 ファイナル・エクスプレス」:300億VND(約1億3800万円)
◇「EXIT イグジット(英題:Exit、越題:Loi Thoat Tren Khong)」:200億VND(約9200万円)
◇「Intruder(越題:Ke Xam Nhap)」:140億VND(約6450万円)
なお、新型コロナの感染拡大に伴い、7日の時点で南中部沿岸地方ダナン市をはじめとする一部の省・市では映画館を臨時休業としているが、ハノイ市とホーチミン市では引き続き営業しており、「半島」も上映中だ。