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- 現在は試用段階、3月に公式版リリース
- 通話などベトナム語で音声指示
- スマートホームデバイスも音声操作可能に
搭載から14年が経ち、ベトナムの「iPhone」ユーザーは、ベトナム語で音声対応仮想アシスタント「シリ(Siri)」を利用できるようになる。
現在はまだ、ベータ版「iOS 18.4 beta 1」に登録しているユーザーしか利用できない試用段階だが、3月に公式版がリリースされる予定だ。
ベトナム語への切り替え後も、シリは「ヘイシリ(Hey Siri)」というコマンドで起動する。シリが提供する主な機能には、ベトナム語での音声指示による通話、メッセージ送信、天気情報の確認、スケジュール管理などが含まれる。
家電製品をiPhoneなどで操作できるアプリ「ホームキット(HomeKit)」に対応したスマートホームデバイスも、シリを介して、ベトナム語の音声コマンドによる電源のオン・オフ、状態確認、リモート操作が可能になる。
ただし、現時点ではまだ、人工知能(AI)プラットフォーム「アップルインテリジェンス(Apple Intelligence)」に属する機能はベトナム語に対応していないため、シリの設定をベトナム語に切り替えた場合、アップルインテリジェンスとは連携できなくなる。
2011年からiPhoneに搭載されているシリは、ベトナムのほとんどのiPhoneユーザーにおなじみの機能だが、これまでベトナム語で利用できなかったため、多くのユーザーが活用しきれていなかった。