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- 取引額5000万USDで株式25%取得
- ゴアテック現法はイヤホンなど製造
- 鴻海の対ベトナム投資は30億USD超
電子機器受託生産(EMS)で世界大手の台湾フォックスコン・テクノロジー・グループ(Foxconn Technology Group=鴻海)は、ベトナム現地法人のニューウイング・インターコネクト・テクノロジー(New Wing Interconnect Technology)を通じて、香港の電子機器大手ゴアテック(Goertek)子会社のゴアテック・エレクトロニクス・ベトナム(Goertek Electronics Vietnam)の株式25%を取得すると発表した。
取引額は5000万USD(約75億円)とされている。ゴアテック・エレクトロニクス・ベトナムは2013年の設立。北部紅河デルタ地方バクニン省に本拠を置き、イヤホンやイヤホン充電器、スマートウォッチなどの製造を手掛けている。
フォックスコンは2007年にベトナム進出を果たし、これまでに東北部地方バクザン省、バクニン省、東北部地方クアンニン省などベトナム各地に工場を展開している。
同社のベトナム事業は、国内において大量の雇用を創出しているだけでなく、サプライチェーンの発展にも寄与している。計画投資省によると、2024年における同社の対ベトナム投資額は30億USD(約4500億円)を超えた。