![]() (C) nguoiduatin ![]() |
- 24年の労働力人口5320万人
- 平均月収、男女や都市部・農村部で格差
- 多くの企業が週休3日制の導入を検討
インターネット上で求職求人情報サービスを提供するエン・ジャパン株式会社(東京都新宿区)傘下のナビゴスグループ(Navigos Group)がこのほど発表したレポート「賃金と労働市場2025」によると、2024年の労働力人口は5320万人で、職業訓練を受けた労働者の割合は28.3%に上昇した。
労働者の平均月収は前年比+8.6%増の770万VND(約4万5600円)だったが、男女間や都市部・農村部間で格差がある。収入が増加した労総者は全体の63.5%を占めた。このうち増加率+10%以上が23.3%、同+20%以上が10.2%。一方収入が減少したのは13.3%を占め、うち減少率▲20%以上が3.7%だった。全体の失業率は2.24%と低い水準だが、農村部では依然として高かった。
労働者が新しい仕事を探すときに最も重視する要素について、2024年は、◇給与(61.92%)、◇昇進の機会(36.41%)、◇直属の上司(27.1%)の順だったが、2025年は、◇給与(78.92%)、◇昇進の機会(37.09%)、◇ボーナス(28.19%)に変わっている。
求職活動で人工知能(AI)を使用している労働者は18.45%にとどまる。採用側では企業の28%が、応募者の履歴書審査とデータ分析にAIを活用している。
このほか、フレキシブルな働き方、特に週休3日制が世界的なトレンドになりつつある中、ますます競争が激化する環境で優秀な人材を集めるべく、多くのベトナム企業が週休3日制の導入を検討している。