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- 電気運搬バージ導入、26年運航開始予定
- 100%再生可能エネルギーを使用
- 5万TEUの年間輸送能力備える
フランスの海運大手CMA CGMはこのほど、東南部地方ビンズオン省と同バリア・ブンタウ省のジェマリンク(Gemalink)深水港を結ぶ海運航路に電気運搬バージを導入すると発表した。2026年の運航開始を予定している。
運航する電気運搬バージは、同社の研究開発チームと中国の電気自動車(EV)バッテリー最大手の寧徳時代新能源科技(CATL)により設計されたもので、100%再生可能エネルギーを使用し、5万TEUの年間輸送能力を備えている。
電気運搬バージの導入は地域経済を活性化させるほか、再生可能エネルギーと持続可能な物流の分野におけるベトナムの競争力向上に貢献すると期待されている。
なお、CMA-CGMはナイキ(NIKE)との協力により、 ビンズオン省からジェマリンク深水港までのナイキ商品の輸送に電気運搬バージを使用し、グリーンサプライチェーンの最適化に貢献する。
ジェマリンク深水港の株主はCMA-CGMが25%、大手物流港湾会社ジェマディプト港湾海運[GMD](Gemadept)が75%となっている。