ベトナム石炭鉱産グループ(ビナコミン)は11日、丸紅、オーストラリアのリンク・エナジーとの間で、ホン川(紅河)デルタ地域の亜歴青炭(石炭の一種。黒炭)を対象とした石炭地下ガス化技術(UCG技術)の共同開発事業に関する契約を締結した。費用は650万米ドル(約6億6000万円)で、ビナコミンが60%、丸紅とリンク・エナジーが20%ずつ負担する。北部フンイエン省で試験的に実施する。ビナコミンは、この試験に成功すればホン川デルタ全体で石炭200億~300億トンの埋蔵量が見込めるとこの事業に期待を寄せている。