韓国の格安航空会社(LCC)エアプレミア(Air Premia)が、早ければ10月にもベトナム路線を就航することが明らかになった。
(C) Air Premia |
国際線では年内にベトナムのほかタイとシンガポールへ、また来年には米国ロサンゼルスとシリコンバレー地域へ、それぞれ就航する予定だ。
ベトナム路線について同社は当初、ハノイ市とホーチミン市へ就航すると明言していた。同社代表のキム・セヨン氏は「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大で観光需要が急減したが、計画通り下半期、早ければ10月頃の初就航を目指す」と話している。
エアプレミアは仁川国際空港を拠点とする新規参入の航空会社。現在、韓国国土交通省が同社の航空運送事業許可について審査中だ。一方、同社は既に就航への準備を進めており、7~8月に納品されるボーイングB787-9型機を皮切りに、年末までに航空機を計3機まで増やす予定となっている。
欧米をはじめとした中・長距離フライトを行うほか、プレミアムエコノミークラスとエコノミークラスのみで構成した座席は、エコノミークラスの座席間隔が35インチ、プレミアムエコノミークラスが42インチと広いのが他社にはない特徴となっている。