南中部カインホア省ニャチャン市でバオダイ観光区を管理しているカインベト総公社(カトコ、Khatoco)は6月23日、同観光区内にベトナム最後の皇帝であるバオダイ帝の家族の実物資料展示室をオープンした。
バオダイ観光区は、ニャチャン湾を見下ろすチュット山に20世紀初頭にフランス人によって建設された5棟のビラで構成されている。1926年にバオダイ帝が別荘として使用するため、5棟のうち2棟をフランス人から譲り受け、それ以後このビラ地区はバオダイズビラと呼ばれるようになった。カインホア省は近年、この地区をバオダイ観光区として整備し、観光客に開放している。