- 24年4月時点の人口は1億0111万人
- 人口増加率は出生率低下に伴い鈍化
- ホーチミンが952万人で人口最多
統計総局(GSO)が先般発表した中間国勢調査の結果によると、2019年からこれまでに、ベトナムの人口増加率は出生率の低下に伴い鈍化しているが、人口規模は年間平均+100万人増のペースで増加している。
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国民の健康も改善されており、1歳未満と5歳未満の死亡率が大幅に低下し、平均寿命も伸び続けている。
2024年4月1日時点における全国人口は1億0111万人で、東南アジアではインドネシア、フィリピンに次ぐ3位。世界では16位の人口規模となっている。
人口を性別で見てみると、男性が5034万人で全体の49.8%、女性が5077万人で同50.2%を占めている。地域別では、都市部が3860万人で全体の38.2%、農村部が6251万人で同61.8%を占めた。
1km2当たりの人口密度は305人(2019年比+15人増)で、東南アジアではシンガポール(8539人)とフィリピン(386人)に次いで、3番目に人口密度が高かった。
国内で人口が200万人以上の省・市は7つ。このうち、ホーチミン市が952万人、ハノイ市が869万人で、それぞれ1位と2位だった。一方、人口が最も少ないのは東北部地方バクカン省の約32万9000人となっている。