大塚製薬、ベトナム初のポカリスエット工場を開設

2025/04/16 05:32 JST配信
  • 350ml・500mlペットボトルを製造予定
  • オープンファクトリーとして通路に展示も
  • 12年に合弁会社設立、24年に完全子会社化

 大塚製薬株式会社(東京都千代田区)のベトナム現地法人である大塚ニュートラシューティカルベトナム(Otsuka Nutraceutical Vietnam、ホーチミン市)は15日、イオン飲料「ポカリスエット」の新工場の竣工式を行った。

(C) 大塚製薬
(C) 大塚製薬

 同工場ではポカリスエット350mlペットボトルと500mlペットボトルの製造を予定している。

 ポカリスエットは発汗により失われた水分と電解質を補給する健康飲料として1980年に日本で誕生し、近年海外で急成長している。ベトナムでも2012年の展開開始以降、経済成長と人々の健康志向の高まりを背景に、順調に事業を拡大している。

 現地のさらなる健康ニーズに応えるとともに、地産地消による供給体制の整備や、雇用機会の創出による地域への貢献を目指して、ベトナム初のポカリスエット工場としてフーミー工場を新設することとなった。

 東南部地方バリア・ブンタウ省の第3フーミー特別工業団地にあるフーミー工場は2023年9月12日に着工した。敷地面積は5万m2、延床面積は3万4547.59m2、建築面積は3万0984.79m2となっている。

 フーミー工場はオープンファクトリーとして、見学者通路に水分・電解質補給の大切さとイオン飲料の特長を学ぶことができる展示を設けている。また、環境配慮の設計として、空調負荷を低減する工場外壁、リサイクルPET樹脂を使用したPETボトル製品の製造に加え、製造ラインは陽圧無菌充填方式を採用し、容器の軽量化も実現している。

 なお、大塚製薬は2012年に機能性飲料・食品事業を目的とした合弁会社「大塚タン ニュートリション社」をベトナムに設立し、インドネシアから輸入したポカリスエットの販売を開始した。2024年に大塚製薬の完全子会社となり、社名を「大塚ニュートラシューティカルベトナム」に変更した。

[2025年4月15日 大塚製薬株式会社ニュースリリース A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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