- 大会直前の災難で自転車30台焼失
- 150万円もする高級レース自転車も
- 開催国タイが自転車貸し出しも影響大
2月7日よりタイで開催される2025ロードレースアジア選手権に出場するベトナム代表チームの自転車約30台が現地で発生した輸送中の事故により焼失した。
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マイ・コン・ヒエウ監督によると、ベトナム代表チームの自転車はバンコクから350km離れた大会開催地のピッサロヌークまでトラックで輸送していたが、途中でトラックが交通事故を起こして炎上。積み荷の自転車やスペアパーツなどを含む全ての道具が焼失したという。
焼失した自転車には、2億5000万VND(約150万円)もする非常に高価な自転車もあったとのこと。あるコーチは、「今回の事故で物的損害を負っただけでなく、チーム全体が多大な影響を受けている。テト(旧正月)中もトレーニングに励んできたが、明日から始まる大会に出場できないのは、ほぼ確実だ」と嘆いた。
ベトナム側の代表者はその後、大会組織委員会と協力して、ベトナムの選手たちが予定通り出場できるよう調整。タイ側は個人トライアル用の自転車7台と競技用ヘルメットを貸し出すとした。ベトナム側でもロードレース用の自転車を再手配しており、2月10日までに現地に届ける予定だ。