- 草の根・人間の安全保障無償資金協力
- 台風3号で校舎が被災、校庭なども老朽化
- 新校舎1棟、校庭、校門、駐輪場を整備

東北部地方フート省で4日、日本政府による令和6年度(2024年度)草の根・人間の安全保障無償資金協力1案件の贈与契約署名式が開催された。
![]() (C) 在ベトナム日本国大使館 |
同案件では、2024年9月に発生した台風3号(アジア名:ヤギ、日本では台風11号)により被災したフート省のヒエンルオン小学校に新校舎を建設する。案件の概要は以下の通り。
フート省ヒエンルオン小学校校舎建設計画
+供与金額:20万6131USD(約3000万円)
+実施団体:ハホア郡人民委員会
+案件概要:
約330人の児童が通うフート省ハホア郡ヒエンルオン村ヒエンルオン小学校は、台風3号により校舎が被災し、現在、会議室や保健室を教室に転用して授業が行われている。また、校庭などの老朽化が著しく、児童が安全に使用することができなくなっている。
同小学校に、新校舎1棟(2階建て8教室、408m2、コンクリート造)、校庭、校門、及び駐輪場を整備することにより、地方農村部における初等教育環境の改善を図り、もって児童の教育の質の向上に寄与する。
なお、在ベトナム日本国大使館は、1992年から2024年度までに739件、総額約6600万USD(約97億円)相当の草の根無償資金協力事業を実施してきた。対象とする分野は、教育、医療、地域経済の活性化につながるインフラ整備の支援など広範に及ぶ。