グエン・フー・チョン書記長は、2024年7月19日13時38分、ハノイ市の第108軍隊中央病院で息を引き取った。80歳だった。
(C) tuoitre |
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4年余りの間、職務を遂行しながら第108軍隊中央病院で療養を続けたチョン書記長の思いやりと気遣いは、病院の医師と看護師にたくさんの貴重な思い出と教訓を残した。
第108軍隊中央病院でチョン書記長の療養をサポートしていた医療チームが、チョン書記長の最期の日々を語った。
病院のすべてのスタッフは今もなお、チョン書記長が死去した7月19日の午後の辛く悲しい時間を思い出すと、しょう然としてしまう。
第108軍隊中央病院の院長であるレ・フウ・ソン少将は、第108軍隊中央病院が共産党、政府、軍から高官と国民の健康管理を任されていること、特に直近ではチョン書記長の健康管理を任されたことはとても光栄だと話す。
チョン書記長の健康を守るため、中央幹部健康管理保護委員会と第108軍隊中央病院は、国内外の医療専門家を招き、話し合いながらチョン書記長にとって最善の治療計画を立ててきた。毎回、ケアと治療の計画についてチョン書記長に承認を求めると、チョン書記長は決まって一言、「従います」と温かく答えたのだという。
「おかげで私たちはさらに自信を持つことができ、どんなに疲れていたとしても、最善の方法で書記長のお世話をしたいという思いがわき、疲れも吹き飛びました。書記長が医療スタッフのケアに不快感を示したことは一度もなく、いつも忍耐強く治療に取り組み、医療チームの指示には絶対に従ってくださいました」とソン少将は語る。
ソン少将によると、チョン書記長は治療の過程で、疲れていても、健康を取り戻そうと常に一歩ずつ努力を重ねていた。疲労で食欲がないときもあったが、職務を続けられる健康状態を維持すべく、何とか規定の食事をとるようにしていた。チョン書記長の努力を目にし、病院のスタッフもさらに熱心に仕事に取り組んだ。
ソン少将は、チョン書記長のような「特別な」患者に対して医師として尊敬の念を抱きつつ、書記長はとても素朴で親しみやすい人だったと打ち明けた。
徐々に健康状態が悪化していった最期の数日間も、チョン書記長はいつもと変わらず、スケジュールに沿って職務を遂行していた。医療専門家チームはチョン書記長の健康状態を知っていたものの、その仕事ぶりには驚くばかりだった。