カフェチェーン「フックロン」ブランドの知られざる物語

2023/10/15 10:34 JST配信

 2012年、フックロンはホーチミン市7区の商業施設「クレセントモール(Crescent Mall)」に出店した。これは、フックロンにとって、次の発展に向けた重要なターニングポイントとなった。この店舗では、モダンな空間でセルフサービスを導入したモデルに切り替えた。これをきっかけに、フックロンブランドは大きな発展を遂げ、全国展開する大手チェーンに成長していった。

(C) toquoc
(C) toquoc
(C) toquoc
(C) toquoc
(C) toquoc
(C) toquoc

 2020年半ば、ミン氏はフックロンのブランドを、より大きなビジョンと規模を有する企業に譲渡することにした。現在、ミン氏のフックロン株の保有率は15%で、残りの15%についても譲渡の手続きを進めているところだ。このミン氏の決断は、フックロンのさらなる発展に向けた再びのターニングポイントになった。

 ミン氏は、フックロンがベトナムのコーヒーと茶のブランドの世界的なシンボルになることを信じているとし、ブランドを譲渡してもなお、核となる価値観と伝統的な風味を保ち、時代に合わせたスタイルで、より多くの人々にフックロンの商品を届けたいと願っている。

 現在、フックロンの店舗網は他の名だたるカフェチェーンと競合できるまでに成長している。F&B市場のシェアをめぐる競争はますます激化しているが、新たな資本と経営戦略により、フックロンのさらなる躍進が期待されている。

前へ   1   2   3   次へ
[To Quoc 11:31 03/10/2023, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

新着ニュース一覧

 一般財団法人学生サポートセンター(東京都新宿区)とハノイ大学(Hanoi University、ハノイ市)は12日、教...
 ハノイ市ロンビエン区のザーラム空港で12月19日(木)から22日(日)まで、防衛・セキュリティ関連の国際展...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 1969年1月19日、スイス人の若者3人が、フランス・パリのノートルダム大聖堂の高さ100m近い尖塔に登り、...
 中国発のぬいぐるみ「ベイビー・スリー(Baby Three=娃三歳)」が、ホーチミン市の若者の間でブームにな...
 デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ(Agoda)」を運営するアゴダ・カンパニー(Agoda Company、シンガ...
 南中部沿岸地方ダナン市観光局は、2024年12月14日(土)から2025年1月2日(木)にかけて「クリスマス&ニュ...
 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam...
 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~...
 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り...
トップページに戻る