今から30年前の1988年10月4日、ベトナム戦争時に米軍が散布した枯葉剤の影響で結合双生児として生まれた「ベトちゃんドクちゃん」の分離手術がホーチミン市ツーズー産婦人科病院で行われた。
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兄のベトさんは2007年10月6日に26歳の生涯を閉じたが、弟の「ドクちゃん」は家庭を持ち、2人の子供のお父さんとなった。これは、世界の医療の歴史において公表された19件の類似ケースと比べても前例のないことだった。
「ベトちゃんドクちゃん」分離手術の知られざる裏側【前編】
https://www.viet-jo.com/news/special/160129055312.html
「ベトちゃんドクちゃん」分離手術の知られざる裏側【後編】
https://www.viet-jo.com/news/special/160219064457.html
2018年10月4日、「ベトちゃんドクちゃん」の分離手術成功から30年を記念する式典がツーズー産婦人科病院で行われた。
当時ホーチミン市第2小児病院外科部長で、分離手術の外科チーム長を任されたチャン・ドン・アー医師は「当時、分離手術はベトナムに限らず世界でみても大変なことでした。しかし手術は無事に成功し、その成功がベトナムの人々に誇りと名誉を与えました」と述べた。